クラフトビールとは?地ビールとの違いを徹底解説!

こんにちは、JUNGLE BREWERY(ジャングルブルワリー)スタッフです。

JUNGLE BREWERY(ジャングルブルワリー)は、代表 島袋尚美の「環境に優しい国産のクラフトビールを作りたい!」という想いに共感したスタッフで運営している、クラフトビールの何でも屋です。

最近は、クラフトビールという名前もよく聞くようになりましたね。

ビールは苦手だけど、クラフトビールなら飲める!という方もいるのではないでしょうか?

今回はそんなクラフトビールについて、そもそもどのようなビールなのか、地ビールとの違いについてなどをご紹介します!

クラフトビールとは?

クラフトビールとは、小規模で独立した醸造所が職人の手によって作る、個性豊かなビールです。

このビールは、大手メーカーが大量生産するビールとは異なり、製造者のこだわりや地域の特色が反映されることが特徴です。クラフトビールの製造においては、伝統的な製法が重視され、原材料の選定や製造過程においても高い品質が求められます。

「クラフト」という言葉には「工芸品」という意味が含まれており、ビールも同様に、一つひとつが職人の手による「作品」として扱われます。ビールの多様性を重視し、ホップや麦芽、酵母の選び方や組み合わせを工夫することで、独自の味わいや香りを生み出します。

そのため、クラフトビールは一つとして同じものがなく、作り手の想いが詰まったビールを楽しむことができます。

クラフトビールと地ビールの違い

地ビールとクラフトビールには、明確な線引きはありません。

しかし、地ビールは「お土産」目的のものが多くクラフトビールは「職人技」の側面が大きいという傾向があります。

まず、地ビールは特定の地域で生産され、その土地の特色を活かしたビールを指します。イメージは日本酒の「地酒」と同じで、各地域がお土産用に作り始めたという歴史があります。

そのため、地元の原材料や水を使用し、地域の伝統や文化を反映させた製品であることが多く、その土地ならではの風味を楽しむことができます。日本では、1994年の酒税法改正により、少量生産のビールが許可されたことをきっかけに地ビールブームが起こり、多くの地ビール醸造所が誕生しました。

一方、クラフトビールは、製造技法に重きを置いたビールです。そもそもクラフトビールの「craft」は、英語で「工芸」や「技術」を意味します。地ビールが地域に根ざした製品であるのに対し、クラフトビールは地域に限定されず、職人技や個性的な製法に基づいて製造されるビール全般を指します。

クラフトビールの種類

クラフトビールには、さまざまなスタイルがあり、それぞれが独自の風味と特徴を持っています。以下に代表的な種類を紹介します:

ピルスナー:チェコ発祥の下面発酵ビールで、淡い黄金色と爽快な苦味が特徴です。世界中で最も普及しているビールスタイルの一つで、クリアな味わいが魅力です。

ヴァイツェン:小麦を主原料としたビールで、バナナやクローブのようなフルーティな香りが特徴です。ドイツ発祥で、特に夏に人気のあるスタイルです。

ペールエール:エールタイプのビールで、ホップの香りとバランスの取れた苦味が特徴です。イギリス発祥で、アメリカ版の「アメリカンペールエール」は、よりホップの香りが強いです。

IPA(インディア・ペール・エール):ペールエールよりもさらにホップの苦味が強いビールです。元々は長い航海のためにホップを多く使用したことが由来で、現在はクラフトビールの代表的なスタイルの一つです。

フルーツビール:ビールに果物を加えて発酵させたもので、甘みや酸味が強く、さまざまなフルーツの風味が楽しめます。初心者にも飲みやすいビールとして人気です。

スタウト:黒ビールの一種で、濃厚なコクとローストした麦芽の風味が特徴です。特にアイルランド発祥のギネスが有名で、チョコレートやコーヒーのような味わいが楽しめます。

バーレイワイン:アルコール度数が高く、ワインのように濃厚で甘みが強いビールです。熟成によって深みが増すため、じっくりと味わうのに適しています。

これらのスタイルを知ることで、クラフトビールの多様な世界をさらに楽しむことができるでしょう。

クラフトビールの楽しみ方

クラフトビールを楽しむためには、その多様なスタイルや風味を最大限に引き出す工夫が大事です。ここでは、クラフトビールをより深く味わうためのポイントをいくつか紹介します。

1. グラスの選び方

クラフトビールを楽しむ際には、ビールのスタイルに応じたグラスを選ぶことが重要です。例えば、ペールエールやIPAにはパイントグラスが適しており、スタウトにはチューリップ型グラスが香りを引き立てます。また、ヴァイツェンには専用のヴァイツェングラスがあり、泡立ちをよくし、ビールのフルーティーな香りを強調します。

2. 温度管理

クラフトビールは、スタイルによって適した飲み頃の温度が異なります。ピルスナーやペールエールなどのライトなビールは、冷やして飲むと爽やかさが引き立ちます。一方で、スタウトやバーレイワインなどの濃厚なビールは、やや高めの温度(10〜15℃)で飲むことで、複雑なフレーバーをより楽しむことができます 。

3. フードペアリング

クラフトビールと食事の組み合わせにこだわることで、風味をさらに引き立てることができます。例えば、IPAはスパイシーな料理や脂っこい料理と相性が良く、スタウトはチョコレートデザートや焼き肉との組み合わせが絶品です。フルーツビールはサラダやフルーツデザートと、ヴァイツェンは軽めの料理やシーフードと合わせるのがおすすめです。

4. 新しいスタイルに挑戦

クラフトビールの魅力は、その多様性にあります。普段はあまり飲まないスタイルや、新しいブランドに挑戦することで、新たな味わいや香りを発見できます。各地のビアフェスティバルや醸造所での試飲会に足を運ぶと、限定ビールやその土地ならではのクラフトビールに出会えることが多いです。

5. ビールの歴史や背景を知る

クラフトビールを楽しむもう一つの方法は、そのビールの背景や歴史を学ぶことです。どのような原材料が使われ、どのような製法で作られたのかを知ることで、ビールの味わいが一層深まります。また、地域の文化や歴史と結びついたビールを味わうと、その土地に対する理解も深まります。

これらのポイントを押さえることで、クラフトビールをより豊かに、そして楽しく味わうことができるでしょう。ビールのスタイルや製法を学びながら、自分だけの楽しみ方を見つけてみてください。

おわりに

多種多様な味わいや、職人たちのこだわりがクラフトビールの魅力の一つです。ぜひ色んなクラフトビールに挑戦してみてください!

JUNGLE BREWERY(ジャングルブルワリー)

「たのしいはツクレル」をテーマに、島袋尚美をはじめとするビール好きが立ち上げたクラフトビール事業。

フードロスの観点から規格外野菜を活用し、SDGsに特化したアップサイクルなクラフトビールづくりを行っています。

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