JUNGLE BREWERY(ジャングルブルワリー)の「SDGsなクラフトビール」へのこだわり

JUNGLE BREWERY(ジャングルブルワリー)の「SDGsなクラフトビール」へのこだわり

こんにちは、JUNGLE BREWERY(ジャングルブルワリー)スタッフです。

JUNGLE BREWERY(ジャングルブルワリー)は、代表 島袋尚美の「環境に優しい国産のクラフトビールを作りたい!」という想いに共感したスタッフで運営している、クラフトビールのメーカーです

今回は、これまでつくってきた「SDGsなクラフトビール」への想いやこだわりをお話しします!

SDGsなクラフトビールづくりを始めたきっかけ

JUNGLE BREWERYは「たのしいはツクレル」をモットーに、代表の島袋尚美をはじめとするビール好き3人が立ち上げました。

特に代表の島袋はアメリカへ留学した際に飲んだ本場のクラフトビールの味が忘れられず、そこからクラフトビールの大ファンに。

しかし、当時は国産クラフトビールがまだまだ普及していない時代でした。

海上輸送により持ち込まれる海外のクラフトビールは価格が高く、また化石燃料も大量に使うため環境に配慮したいと考えると避けたいです。。

その事実を知り、

「どうせなら、自分たちが飲んでいて気持ちの良いビールがつくりたい」

「日本の原料で日本人による日本のクラフトビールを作ろうじゃないか」

と考えるようになり立ち上げたのがJUNGLE BREWERYです!

そんな想いから、SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」を軸として、フードロスや地産地消をテーマに、副原料に規格外の野菜や果物を活用したアップサイクルなクラフトビールづくりに挑戦しています。

しかも「ジャパン・グレートビア・アワーズ2021」にて金賞を受賞するなど、ただ環境に優しいだけでなく、味にもこだわったクラフトビールを作っています!

全6種!これまでつくってきた「SDGsなクラフトビール」

ここでは、味にもかなりこだわった「SDGsなクラフトビール」たちをご紹介します!

コロナ禍に生まれた小豆のビール「FULL MOON RABBIT(フルムーンラビット)」

「FULL MOON RABBIT(フルムーンラビット)」をつくった年は、ちょうど新型コロナウィルスが流行っていました。

ビールイベントを開催できない中でもなんとか活動できないかとオンラインイベントを開催するなど、私たちも手探りで事業を行っていた年です。

そして、その中で共催したホテル様にご紹介いただいたのが、北海道のあずき農家さんでした。

外出自粛の中で多くの飲食店が休業し、その影響で大量の小豆が余っているとのこと。

それならと、代表の島袋が小豆の購入を決意。

そこからFULL MOON RABBITの製造が始まりました。

「ジャパン・グレートビア・アワーズ2021」にて金賞を受賞するなど、異色ながらも非常に美味しく、多くのメディアに取り上げていただいたビールです。

詳細は下記の記事でご紹介しています!

アップサイクルなビール作り!JUNGLE BREWERY(ジャングルブルワリー)に新たな歴史を刻んだFULL MOON RABBIT(フルムーンラビット)|JUNGLE BREWERY

苦くも爽やか!農家の高齢化問題に貢献した「HAI-SAI TURTLE (はいさいタートル)」

「HAI-SAI TURTLE(はいさいタートル)」は、代表の島袋の故郷でもある沖縄県のシークヮーサーを使用しています。

日本では、農家の高齢化問題がかなり深刻化しています。

特に、今回使用したシークヮーサーのような木に果実がなるフルーツは、収穫の際の転倒事故が増えているそうです。

転倒して骨折、安静にしている間に体力が衰えて農業に復帰できなくなる。ということも。

そこで、若者たちが収穫したシークヮーサーをたっぷり使用したクラフトビールを作ることに。

ホップの香りや苦味が特徴的なIPAという種類のビールと沖縄県産のシークヮーサーを掛け合わせ、苦くも爽やかなクラフトビールになりました!

フードロス削減にも貢献!沖縄の太陽を浴びたシークヮーサーで作る「HAI-SAI TURTLE (はいさいタートル)」|JUNGLE BREWERY

スタッフみずから収穫に!? 夏みかんを使った「CITRUS BULDOG (シトラスブルドッグ)」

「CITRUS BULDOG (シトラスブルドッグ)」には夏みかんを使用してます。

しかし、これまでJUNGLE BREWERY(ジャングルブルワリー)がつくってきたクラフトビールとは違うところがあります。

それは「農家ではなく民家の夏みかんを使用している」ということです。

昔は自宅で果樹を育てている家も多くありました。

しかし、高齢化や核家族化にともなって収穫する人がいなくなり、立派な実がなっているのに放置されてしまうことも多いそうです。

そんなお話をとある農家さんから聞き、民家になった夏みかんをスタッフみずから収穫しに行きました!

そして、自分たちで収穫した夏みかんでつくったクラフトビールがCITRUS BULDOG です。

アップサイクルなクラフトビール!夏みかんを使った「CITRUS BULDOG (シトラスブルドッグ)」|JUNGLE BREWERY

売れ残ったグァバをビールに「PASSION FLAMINGO(パッションフラミンゴ)」

グァバは沖縄県や鹿児島県など、南方のエリアで栽培されているフルーツです。

沖縄では割とメジャーな果物らしいのですが、他の地域だと知らない人も多いですよね。

今回は、沖縄県の農家さんから活用しきれないグァバがあるというお話を聞いて、フードロスに貢献したいという想いでグァバを使ったクラフトビールをつくりました。

クラフトビールでSDGsに貢献を!PASSION FLAMINGO(パッションフラミンゴ)を通じて届けたい想い|JUNGLE BREWERY

想いで繋がったピーチパイン農家さんとコラボ「PINE CATS IRIOMOTE(パインキャッツイリオモテ)」

SDGsの観点でフードロスや地産地消に貢献するクラフトビールを作るために、いろんな農家さんと出会い、お話を聞いてきました。

その中で、私たちの想いに共感してくださった西表島ナウパカ様とコラボしてできたのが、PINE CATS IRIOMOTE(パインキャッツイリオモテ)」です。

西表島ナウパカ様は農薬や化学肥料を使わずにピーチパインを育ててるため、薬による環境汚染を防ぐなど、美味しいだけでなく環境にも配慮したピーチパインとなっています。

そのため、JUNGLE BREWERYにぴったり!という結論になり、PINE CATS IRIOMOTEの製造が決まりました。

フードロスへの取り組みの中で生まれたクラフトビール PINE CATS IRIOMOTE(パインキャッツイリオモテ)をご紹介|JUNGLE BREWERY

農家の後継者不足に立ち向かう若者を応援!規格外のオレンジでつくった「BEAROOD ORANGE(ベアッドオレンジ)」

これまでは、高齢化問題やフードロスに困っている農家さんとコラボして、SDGsに貢献するクラフトビールを作ってきました。

しかし「BEAROOD ORANGE」は、農家の後継者不足という問題に立ち向かっている若者を応援したい!という想いで作られています。

日本では高齢化問題がよく取り上げられますが、それと同時に一次産業の後継者不足も非常に深刻な課題です。

BEAROOD ORANGEに使用したブラッドオレンジを作っている山内柑橘農園様は、100年続く歴史ある柑橘農家さんです。

しかし、山内柑橘農園様も後継者不足という問題にぶつかり、その歴史に幕を閉じようとしています。

その現状を目の当たりにして、少しでもおじいちゃんの役に立ちたい、後継者不足という課題に当事者として立ち向かいたいという想いで、大学生のお孫さんがオンライン販売を担当していました。

その気持ちや実際に行動に写している姿を見て、だったら規格外という理由で販売できないブラッドオレンジをJUNGLE BREWERYが購入し、クラフトビールとして販売することで再び価値を付けていこうという想いでビール造りがスタートしています。

SDGsに貢献!規格外野菜を使ったクラフトビール「BEAROOD ORANGE(ベアッドオレンジ)」に込められた想い|JUNGLE BREWERY

秋の味覚!?次の「SFGsなクラフトビール」を少しだけご紹介

これまで作ってきた「SDGsなクラフトビール」は、どれも一期一会のご縁で生まれたものばかりです。

そのため作り続けることが難しく、一度で生産した分を使い切り次第販売終了となります。

そして、最新作のBEAROOD ORANGEが8月をもって販売終了しました!

そのため今は次作のクラフトビール作りへ向けて、副材料の選定を行っています。

栗や芋、柿など、秋は美味しい果物や野菜が本当にたくさんありますよね!

スタッフの中でも、何をつかったクラフトビールにするかで大盛り上がりでした。

そしてついに「芋を使ったクラフトビール」をつくることに決定!

さっそく農家さんに連絡をしてお話を伺ったりと、絶賛準備中ですので乞うご期待ください!

おわりに

子供の頃のような遊び心を忘れずに。大人として社会に貢献できるクラフトビールを。

JUNGLE BREWERYのクラフトビールは、ただ美味しいだけでなく、社会や環境に対する想いが込められています。

それぞれのビールが生まれる背景には、フードロスの削減や農家の高齢化問題、後継者不足といった社会的課題があり、その課題に向き合いながらビールをつくり上げてきました。

これからも持続可能な未来を目指し、私たちができることを楽しみながら挑戦していきます。皆様も、そんな思いが詰まったビールをぜひ味わって、私たちの活動に共感していただければ幸いです。

「たのしいはツクレル」をテーマに、島袋尚美をはじめとするビール好きが立ち上げたクラフトビール事業。

フードロスの観点から規格外野菜を活用し、SDGsに特化したアップサイクルなクラフトビールづくりを行っています。

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20歳未満の方に対しては酒類を販売致しません。