日本の農業はなぜ後継者不足なのか?クラフトビールを通じて農業課題に貢献!
こんにちは、JUNGLE BREWERY(ジャングルブルワリー)スタッフです。
JUNGLE BREWERY(ジャングルブルワリー)は、代表 島袋尚美の「環境に優しい国産のクラフトビールを作りたい!」という想いに共感したスタッフで運営している、クラフトビールの何でも屋です。
JUNGLE BREWERYでは、日本の農家さんを応援したい!という想いから、規格外野菜をクラフトビールの副原料に使用しています。
今回は、日本の農業が抱えている「後継者不足」という問題を解決したい!という想いで作ったクラフトビールについてご紹介します!
日本の農業が抱える後継者不足の問題
日本の農業において「後継者不足」は深刻な問題です。では、なぜ日本の農業がこの問題に直面しているのでしょうか?
なかなか儲からない現状
日本の農業は、特に地方において深刻な課題を抱えています。その一つが「儲からない」という現実です。
高齢化が進む中で、農作物の市場価格が低迷し、農家が経済的に安定することが難しい状況が続いています。また、天候不順や災害リスクといった不確定要素が、農業収入をさらに不安定なものにしています。
日本の農家には世襲制の文化があり、昔は長男が家業を継がなければなりませんでした。しかし、今は長男であっても仕事を自由に選べるところが増えています。
そんな中、収入が不安定になりやすい農業を継ぐ人は少なく、世代交代が行われていないというのが現状です。
新規参入が難しい
さらに、新たに農業を始めようとする人々にとっても、参入のハードルは非常に高いのが現状です。
農地や設備の初期投資が高額であること、農業技術や経営のノウハウを学ぶ場が限られていることなど、数多くの壁が存在します。
このような状況が続く中で、農業を継ぐ若者が減少し、結果として日本の農業全体が縮小の危機に瀕しています。
農家の後継者不足をなんとかしたい!という想いで作られたクラフトビール
JUNGLE BREWERYのクラフトビール「BEAROOD ORANGE(ベアッドオレンジ)」は、農家の後継者不足という課題に向き合いながら生まれた特別なビールです。
このビールの主原料となるブラッドオレンジを生産している佐賀県太良町の山内柑橘農園様は、100年の歴史を持つ柑橘農家さんです。しかし、そんな山内柑橘農園様も後継者不足により存続が危ぶまれています。
その現状を何とかしたい!という想いで、お孫さんがオンライン販売を始めるなど努力を重ねていました。その姿に感銘を受け、山内柑橘農園様の規格外のブラッドオレンジを購入し、クラフトビールとして新たな価値をつけて販売することに。
そのような想いで作られた「BEAROOD ORANGE」は、鮮やかな見た目とスパークリングワインのような口当たりが特徴で、多くの方に「これなら飲みやすい」と言っていただけるなど大好評のクラフトビールになりました。また、お披露目イベントでは、農業の抱える課題やフードロス削減への取り組みについても発信しました。
BEAROOD ORANGEについて詳しく紹介した記事はこちら!
SDGsに貢献!規格外野菜を使ったクラフトビール「BEAROOD ORANGE(ベアッドオレンジ)」に込められた想い
おわりに
農業の後継者不足はとても大きな課題ですが、私たちがクラフトビールを通じて農家さんと協力することで、少しでも役立てたら思っています。もちろん、まだまだできることはたくさんありますが、まずは「ビールを飲むことで農業を応援できるんだ!」と知っていただけるだけでも大きな一歩です。
これからも、日本の農家さんと力を合わせて美味しいビールを届けながら、日本の農業を応援していきます!
これからも、クラフトビールと農業の未来に注目していただければ嬉しいです。
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JUNGLE BREWERY(ジャングルブルワリー)
「たのしいはツクレル」をテーマに、島袋尚美をはじめとするビール好きが立ち上げたクラフトビール事業。
フードロスの観点から規格外野菜を活用し、SDGsに特化したアップサイクルなクラフトビールづくりを行っています。